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3カ月以上くり返す膣炎、まず治療の方向を見直す

細菌性とカンジダ膣炎はサインも薬も異なります。におい と かゆみ で見分け、最後まで治療して再発の連鎖を断つ方法を整理しました。

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3カ月以上くり返す膣炎、まず治療の方向を見直す
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診療室に慢性膣炎で来院される方が、自宅で一人で耐えた平均期間は約3ヶ月です。その間、薬局の薬を試したり、洗浄剤を変えたり、乳酸菌を摂取したり、インターネットやチャットボットまで検索しながら、「なぜ私は治らないのだろう?」という考えを繰り返すことになります。しかし、問題は体ではなく、方向性にあることが多いのです。細菌性膣炎に真菌薬を使ったり、抗生物質が必要なのに使わなかったりすると、かえって慢性化しやすくなります。同じ分泌物、同じかゆみであっても、原因によって治療は異なります。

膣炎は不潔が原因で起こる病気ではありません

膣炎は衛生状態が不十分でかかる病気ではありません。診察室で「膣炎ですね」と申し上げると、性病ではないかと心配される方が多いのですが、本日扱う膣炎は性病ではありません。細菌性膣炎の原因であるガードネレラ、真菌性膣炎の原因であるカンジダは、外部から感染する菌ではなく、誰の膣にも生息している共生菌です。正常な膣には、ラクトバチルスという善玉菌が弱酸性の環境を作り、悪玉菌の増殖を防ぎます。このバランスが崩れると、静かにしていた菌が突然増殖し、膣炎が発生します。

膣炎は衛生の問題ではなく、バランスが崩れたというサインです。

バランスを崩す原因は様々です。ストレスが最も一般的で、睡眠不足や免疫低下、頻繁な抗生物質服用も影響します。性交後にも発生することがありますが、これはアルカリ性の男性の精液が膣の酸性環境を一時的に変化させるためです。相手を責める必要はありません。

細菌性膣炎のサインは臭いです

最も一般的な膣炎は、ガードネレラによる細菌性膣炎です。最も早く気づくことができるサインは臭いで、やや魚の生臭いような臭いがします。鼻が敏感な方は、じっとしていても臭いが上がってくるとおっしゃいます。分泌物は水っぽい灰白色が多く、アルカリ性の精液が膣環境を変化させるため、性交後に臭いがさらに強くなる傾向があります。

診察室で診ると、細菌性膣炎のキーワードは明確です。それは臭いが強く、かゆみはほとんどないという点です。診断は顕微鏡検査と膣炎検査で行い、通常メトロニダゾールを使用します。内服薬は1日2回、約1週間服用しますが、肝機能に影響を与える可能性があるため、服用中の飲酒は避けるべきです。同じ成分の膣内ジェルもあります。

薬を最後まで服用すべき本当の理由

薬を処方されると、通常2~3日で症状が落ち着き、臭いも消えます。すると、「もう治った」と思って薬を中断する方がいらっしゃいますが、2~3週間後に再び症状を抱えて来院されることがあります。この再発の核心にバイオフィルムがあります。

ガードネレラは膣粘膜の上を浮遊せず、粘膜に粘着性の膜を作って定着します。簡単に言えば、細菌が膣壁にテントを張って入り込むようなものです。抗生物質が投与されると、テントの外の菌はすぐに死に、臭いも消えますが、テントの中の菌は生き残ります。途中で薬を中断すると、これらの菌が再び出てきて増殖し、臭いが戻ってきます。これが「薬を飲むと良くなるが、やめると再発する」慢性膣炎のメカニズムです。バイオフィルムまで除去するには、処方された薬を最後まで服用する必要があります。

症状が消えることと、完全に治癒することは異なります。繰り返す膣炎であれば、薬を中断する前に一度確認が必要です。 繰り返す膣炎について相談する

真菌性膣炎のサインはかゆみです

次は真菌性膣炎、カンジダ膣炎です。急性で最も多く来院される膣炎の一つですが、細菌性とは原因も治療も異なります。最も顕著なサインはかゆみで、夜間に眠れないほどひどい場合も少なくありません。分泌物はチーズのような形状として知られていますが、人によって異なります。

区分細菌性膣炎真菌性膣炎
主要サイン魚の生臭いような臭い強いかゆみ
分泌物水っぽい灰白色チーズのような白色系
性交後臭いがさらに強くなるかゆみが顕著になる
一般的な薬メトロニダゾール1週間フルコナゾール単回服用

細菌性は臭い、カンジダはかゆみが核心です。ただし、単純に見えても自分で区別するのは容易ではありません。真菌性膣炎は通常フルコナゾール150mgを1回服用し、膣錠の形もあります。

交互に発生する膣炎、なぜ慢性化するのか

診察室で「本当に辛いです」と来院される方は、たいてい膣炎が次から次へと発生するケースです。細菌性を治療したら真菌性が起こり、また交互に繰り返されるパターンです。よく「抗生物質のせいで善玉菌が死んでしまうから」と認識されていますが、それは正しいです。

ただし、2024年に発表された研究によると、細菌性膣炎自体が膣内の微生物バランスを崩し、免疫を低下させ、カンジダが繁殖しやすい炎症環境を作り出すと報告されています。つまり、抗生物質だけでなく、細菌性膣炎自体が真菌性膣炎の背景となることもあるのです。そのため、悪循環を断ち切るには、最初から適切に診断し治療する必要があります。自己治療を繰り返すと、両方の膣炎が交互に現れ、慢性化しやすくなります。

パートナー治療、答えが変わりつつあります

以前は「彼氏も一緒に薬を飲みますか?」という質問に対し、「共生菌なので一人で服用しても大丈夫です」と答えていました。しかし、医学は常に進歩し、新しい根拠が出てきます。2025年に発表された研究では、細菌性膣炎を患う女性の男性パートナーに経口薬と皮膚用クリームを併用処方した場合、女性単独治療よりも再発が減少したと報告されています。これは信頼性のある学術誌に掲載された研究です。もちろん、たまに発生する、あるいは性交とは無関係に生じた膣炎であれば、パートナー治療は必要ありません。ただし、1年に数回細菌性膣炎が繰り返される場合は、今やパートナーと共に治療する方向へと、再発性膣炎の治療パラダイムが変化しつつあります。

再発を減らす生活管理

予防は、何かを「もっとする」のではなく、「減らす」ことが肝心です。

  • 膣内は洗浄しません。外側だけを軽く洗い、内側は自然に浄化されるに任せます。
  • 処方された薬は、症状が消えても最後まで服用します。
  • ラクトバチルス乳酸菌を継続的に摂取します。治療薬ではありませんが、免疫を高め、再発を減らすのに役立つ可能性があります。
  • 糖分を減らします。真菌性膣炎は糖分を好むため、甘い食べ物を減らすだけでも再発を抑えることができます。実際に、真菌性膣炎と外陰部のかゆみがひどく、血液検査をしたら糖尿病が確認された方もいました。
  • 綿の下着を選び、通気性を確保します。夏の湿気や締め付ける合成素材の服は、真菌性膣炎の原因となることがあります。

ちなみに、ガードネレラ陽性という結果が出ても、性病ではないのでご安心ください。膣に元々生息している菌が増殖した際に検出されるものです。

再発の連鎖を断ち切ることは、結局のところ正確な診断から始まります。臭いなのか、かゆみなのか、あるいは交互に現れるのかによって治療の方向性が異なるからです。もし3ヶ月以上一人で耐えていらっしゃったなら、方向性を改めて見直すだけで道が開けるかもしれません。 繰り返す膣炎、原因から一緒に確認してみましょう

関連記事として、慢性膣炎の管理法細菌性膣炎ガードネレラの話膣炎が頻繁に再発する原因もご覧ください。


著者: イ・ドンヒ 代表院長 · 産婦人科専門医 · 医療スタッフ紹介を見る

この記事はYouTube動画の内容を基にまとめました · 初回発行 2026年4月20日 · 最終レビュー 2026年5月30日

本記事は一般的な健康情報を提供するためのものであり、個別の診断や治療に代わるものではありません。症状がある場合は、診察を通じてご相談ください。

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